ここ最近は頭打ちになっているとはいえ
日本人の体格は昔と比べて随分と立派になりました。
ですが、体格に恵まれるというのは良い側面ばかりではなく
サイズの合う服がなかなか見付からないと言った様な
ちょっとだけ贅沢な悩みが付いて回ります。
ビッグサイズなどの大き目サイズは現状でも手に入りやすいのですが
トールサイズとなると一気にハードルが上がり
更にボトムスともなれば、サイズ不足はかなり深刻な問題になります。
レディースなら、トールサイズの駆け込み寺とも呼べる
“ニッセン”があるので、多少は救われるのですが
今とのころ、メンズトールサイズを豊富に取り扱っている
特殊サイズ専門店は殆ど見当たりません。
では、男性が股下90cm前後のパンツを手に入れるには
一体どうしたら良いのでしょうか?
実はスラックスやドレスパンツなら、それほど難しくは無く
最寄りの紳士服専門店で裾上されていないパンツを選べば簡単に手に入ります
ですが、流石に四六時中ビジネスライクな堅苦しいパンツは嫌ですし
ジーンズやチノパン、カーゴパンツやイージーパンツなど
カジュアル寄りなパンツがどうしても欲しくなります。
さて、前置きが長くなりましたが
今回はメンズトールサイズの意外な穴場
“エディー・バウアー/eddie bauer”オンラインストアを利用して
股下丈(レングス)が90cm前後のパンツが買えてしまう
ちょっとした裏技を紹介してみたいと思います。
えっ、これだけ?”エディー・バウアー”でトールサイズが買える裏技
エディー・バウアーはアメリカ発のファッションブランドで
取扱っている製品はアウトドア寄りの傾向が強いです。
日本国内では郊外の大型ショッピングセンター内に出店している事が多く
現在は全国に60店舗ほど存在しています
因みに、今回紹介する裏技はオンラインストア限定の方法で
実店舗では使えませんが、近場に店舗が無い地方在住の方にとっては
その方が逆に有難いのかも知れません。
参照元:エディー・バウアー
簡単に説明していきますが、前置きとして
この方法はメンズのロングパンツで使えます。
エディー・バウアーオンラインストアのロングパンツカテゴリーを閲覧すると
ジーンズ・チノパン・カーゴパンツ・ドレスパンツ・スラックス・トレッキングパンツなど
殆どの種類のメンズパンツが網羅されています
各パンツのサムネイル上部に属性が小さく表示され『裾直し』と表示されていますが
このマークのあるパンツは全て、裾上げ未処理状態の
いわゆる“裾フリー”で購入する事が出来るのです。
因みに、実店舗ではウエストサイズが30インチでレングスが76cm
ウエストサイズが32インチでレングスが81cmといった感じで
ウエストサイズごとに裾上げ済みになっているので
裾フリーのパンツはオンラインストアだけでしか購入できません。
試しにトールサイズが絶望的に見付からないカーゴパンツをカートに入れてみます。
まずはセオリー通り、ウエストサイズを選択する事になり
希望のウエストサイズを選ぶと、続いて左側に
股下丈(レングス)を選ぶダイアログが表示されます。
裾直しは、股下60cmから股下86cmまで1cm刻みで対応していて
通常はここで希望するサイズを選択します
股下丈が60cmから選べるので、オリジナルのハーフパンツや
クロップドパンツを注文する様な使い方も出来ますね。
裏技と呼ぶほど大層なものではありませんが
本来、数値を選択するべきこの部分を
あえて初期状態の『股下丈』のまま、未入力でカートに入れます
わかりやすく言えば、カラーとウエストサイズしか選択せずに
そのまま欲しいパンツをカートに放り込むだけの手順ですね。
カートに移動すると、注文の確認作業として
再度、股下丈の入力を求められますが
こちらでも数値を選ばずに初期状態の『股下丈』のままスルーして
そのまま先に進み、注文を終了します。
合計2箇所ある、股下丈の数値入力を意図的にスルーするだけで
一切裾上げ処理がされていない”裾フリー”状態のパンツが購入できます
特に難しい事もなく、本当にシンプルな方法ですよね…
さて、気になるのが裾フリー状態での股下丈(レングス)ですが
およそ95cmで自前で裾上げしても股下90cmは余裕で確保できそうです。
普通に裾上げを利用すると最長股下丈が86cmですから
縫い代を考慮しても、随分と余裕を持たせた仕様になっていますね
製造の段階でサイズを国別にローカライズしていない
エディー・バウアーならではの裏技だと思います。
参照元:エディー・バウアー
自分でパンツの裾直し・裾上げをするには?
さて、念願のトールサイズを裾フリー状態で入手できたのは良いのですが
肝心の裾上げ・裾直しの作業が残っています
薄手の生地の場合や裾仕上に拘りが無いなら
市販の裾上げテープや布用の接着剤を使うのが一番楽です。
ですが、ジーンズの場合や少し凝った裾処理を望む場合は
素直に洋服直しの専門店に依頼したほうが良いでしょう
裾処理の仕様にも寄りますが、相場は1000~2000円くらいです
私の場合はチノパンでしたし、近場に専門店が見付からなかったので
裾上げテープとアイロンで処理しましたが、結構面倒に感じました。
後になって知ったのですが、大型ショッピングセンターなどに出店している
Right-on/ライトオンは、他店で購入したパンツを持ち込みしても
有料で裾直ししてくれるそうです
500近い店舗数があるので、近場に専門店が無い場合は重宝しそうですね。
まとめ
エディー・バウアーはアメリカ発のブラントということで
流行に敏感なドメスティックブランドと比べると
どうしてもシルエットが野暮ったくなってしまう傾向にあります。
細身のパンツや先細りのテーパードパンツが見当たらない点に
少しだけ不満を感じてしまいますが、反面ベーシックでシンプルな製品が多く
流行に左右されず、長く愛用できる利点があります。
興味本位で他のブランドでも、エディー・バウアーと同じ方法が使えないか調べてみましたが
H&Mや無印良品のメンズパンツは全て裾上げ済みでしたし
ユニクロのメンズパンツは裾未処理の状態で、股下85cmが最長でした。
余談ですが、エディー・バウアーはアマゾンや楽天にも出店しています
この両者では、裾上げの指定が一切出来ず
購入した時点で自動的に裾フリー版が届く事になりますが
やはり、本家の方がアイテム数が充実していますし
セールや割引クーポンにも積極的です。
参照元:エディー・バウアー