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新旧の違いは?復活したバーサロフトジャケットの仕様&サイズ感

新旧の違いは?復活したバーサロフトジャケットの仕様&サイズ感イメージ01

2022年モデルを最後に廃番となったノースフェイスの人気フリース「アンタクティカ バーサロフト ジャケット」が待望の復活。

旧モデルは私も過去に所有していたことがあり、極地にも対応する本格的なフリースという立ち位置とは裏腹に、街着としてXLサイズをオーバーサイズ気味に着こなすのがマストでした。

今でも旧モデルはオークションやフリマサイトで高値で取引されているほどで、新モデルの登場によりこの状況がどう変化するのかも気になるところ。

私にとっても思い出深い一着で、リニューアルされた新モデルには興味津々。

お察しの通り我慢できずに購入しちゃってますが、今回は新旧バーサロフトジャケットの違いやサイズ感について話題にしてみましょう。

どこが変わった?新旧バーサロフトジャケットはココが違う

新旧の違いは?復活したバーサロフトジャケットの仕様&サイズ感イメージ02

さて、実物をレビューする前に現時点でわかっている新旧バーサロフトジャケットの違いについて簡単に触れておきます。

【1】サイズ感の変更

【2】脇下にあったベンチレーションの廃止

【3】袖先にあったランバージャック仕様の廃止

【4】右腕にあったTAEワッペンの廃止

【5】ポーラテックフリースを再び採用

大雑把にまとめると変更点は以上の5つ。

サイズ感の変更については上画像でも確認できるように、タイト目&ショート丈だった旧作から若干のオーバーサイズ化。

同じサイズでも、身幅が2cm、着丈に関しては5cm近くも長くなっています。

また、オーバーサイズ化だけでなく脇下のベンチレーションや袖先のランバージャック仕様が廃止されたことから、今回のリニューアルはアウトドア的な要素を薄めた「街着化」がメインと見て間違いありません。

旧モデルの需要は街着が大半でしたし、アクティブインサレーションの登場で影の薄くなったフリースの活路としては妥当な方向性とも言えるでしょうか。

個人的に右腕のTAEワッペンくらいは残しても良かった気がしますが、ワッペンも袖先のランバージャック仕様も経年劣化しやすい部分なので、長く付き合うなら新モデルの方が理に適っているという見方も。

最後になりますが、外観以外での一番の変更点はポーラテックフリースが復活したことでしょうか。

旧モデルも2020年以前のモデルにはポーラテックフリースが採用されていましたが、廃番直前の後期モデルには採用されておらず、生地の質感に明らかな品質低下が見られました。

素材の変更により、アンタ―クティカバーサロフトジャケットの象徴とも呼べる嵩高な襟がヘロヘロな状態になっていたくらいですから、この点は素直に喜びたいところ。

完全に街着化?「新バーサロフトジャケット」の仕様とサイズ感

新旧の違いは?復活したバーサロフトジャケットの仕様&サイズ感イメージ03

冒頭でも触れたように、新モデルを我慢できずに購入。

新モデルは「アンタークティカ」の冠がなくなり「Verse Loft Jacket/バーサロフトジャケット」というシンプルな製品名に。

2025年の型番は「NA62550」で、カラーはブラック・アスファルトグレー・マッシュルームの3色から明るめのマッシュルームを選びました。

気になる価格は税込37400円と、とてもフリースとは思えないお値段。

バーサロフトジャケットをパクったと思わしき見た目そっくりなユニクロ製フリースが4990円ですから、7着買ってもお釣りが来る計算。

ユニクロのフリースも随分と値上りしていて驚きますが、価格は約7倍でもあたたかさは7倍にはならないのが悲しいところ。

因みに、実売なら税込32000円くらいで購入でき、セール期間やクーポンを併用すれば30000円アンダーも夢じゃありません。

新旧の違いは?復活したバーサロフトジャケットの仕様&サイズ感イメージ04

まずはバーサロフトジャケットの顔となる嵩高な襟をチェック。

ポーラテックフリースが使われていない旧モデルの後期版はこの部分に腰が無く、フロントオープン時に型崩れしやすい弱点がありましたが、私の記憶に残るポーラテック版の襟と同じ質感に戻っていて一安心です。

見栄えのするフロントのビスロンジップには変更なし、ですが要望の多かったダブルジップの採用は見送られた模様。

言い忘れましたが、撮影を夕方にしたせいで画像が全体的に茜色になってます。

補正を掛けているので大きく異なってはいませんが、本来のカラーを確認したい方はノースフェイス公式HPにてご確認あれ。

新旧の違いは?復活したバーサロフトジャケットの仕様&サイズ感イメージ05

前述した通り、脇の下にあったベンチレーションは廃止に。

元々フリースは通気性が良く蒸れづらいアウター兼ミドラーなものの、旧モデルはこの上にハードシェルを羽織る前提になっていたため、よりダイレクトに通気が出来るように設けられていました。

右腕のTAEワッペンも廃止され、少し寂しい印象。

TAEワッペンは1990年の南極横断隊にルーツがあるため、流石に街着としては場違いという判断なのかも。

画像ではわかりづらいですが、街着ライクなサイズに変更されたことで旧モデルよりもアームホールも太目に変更され、腕まわりにゆとりのある着心地に。

新旧の違いは?復活したバーサロフトジャケットの仕様&サイズ感イメージ06

袖先はランバージャック仕様が廃止され、良い意味で普通に仕上がりに。

袖口にはゴムが入っているため冷気が侵入しづらく、フィット感も悪くありませんね。

また、ランバージャック仕様の廃止により袖丈も見直されていて、新モデルはランバージャックの不足分を補うように袖先が7cmほど延長されています。

旧作のランバージャック仕様はサムホール付きの簡易手袋ような使い方ができましたが、毛玉ができやすく劣化を免れないポリウレタンも含まれていたため、個人的にはシンプルなこちらの方が好みだったり。

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裾まわりの作りは新旧で大きな変更はありません。

腰回りにフィットするゴム仕様になっていて、冷気の回り込みを防ぐ作り。

新旧モデルでサイズ感が変わっていることをお伝えしましたが、それはこの裾部分にも該当するので少しだけ注意が必要。

同じサイズでも新旧モデルで3cmほどの差があるため、新モデルでオーバーサイズを狙い過ぎると、ウエストまわりがスカスカになってしまい、腰回りやお腹を冷やしかねません。

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腰部に目を移すと、裏地にはポーラテック復活の証がしっかりと。

購入前にレビューを確認したところ、旧モデルのポーラテック版よりもフリースの質が低下しているという意見もあり、実際の変化が気になるところ。

私の場合、旧モデルの現物が手元に無いので記憶を元に判断するしかありませんが、正直なところ手触りを含めても大きな違いは感じず、仮に劣化していたとしても十分に許容範囲な印象でした。

新旧の違いは?復活したバーサロフトジャケットの仕様&サイズ感イメージ08

上画像は新モデルのフリース生地を拡大した物で、右が表地で左が裏地。

表地と裏地で異なる質感のポーラテックフリースが使われていて、表地は硬くしっかりとした質感、裏地はフワフワとした柔らかい質感ですね。

ノースフェイス『アンタ―クティカバーサロフトジャケット』の感想イメージ06

因みに、上画像は旧モデルのポーラテック版のもので、裏地側のフリースに関していえば確かに新モデルとは質感が異なる印象を受けます。

人に寄っては「表地に高級感が無くなった」「手触りが以前とは違う」

そういった感想になるのかも知れませんが、逆にこの変更はプラスに働く可能性も。

新旧の違いは?復活したバーサロフトジャケットの仕様&サイズ感イメージ09

私が旧モデルのポーラテック版で悩まされたのが、新モデルにも注意書きがされている毛抜けに関して。

表地側はほとんと気にならないものの、裏地の抜け毛がとにかく凄まじく、半日着用した後にインナーが毛だらけだったことも。

新モデルも着始めは毛抜けがありますが旧モデル程ではなく、旧モデルは換毛期の犬毛のように纏まった状態だったのに対して、新モデルは極細の糸くずといった感じ。

今のところ新モデルでは旧モデルのような激しい毛抜けは確認できないため、裏地のフリースが変わったことをネガティブに捉えるのは時期尚早かも知れません。

新旧の違いは?復活したバーサロフトジャケットの仕様&サイズ感イメージ10

最後は新旧バーサロフトジャケットのサイズ感の違いについて。

私は旧モデルも新モデルも同じLサイズを購入しましたが、両者の平置き実寸サイズは以下の通りです。

●旧モデル「アンタクティカバーサロフトジャケット」NA61710
【身幅】58cm
【着丈】68cm
【肩幅】52cm
【袖丈】58cm(65cm※サムホール含む)
【裾幅】47cm

●新モデル「バーサロフトジャケット」NA62550
【身幅】60cm
【着丈】73cm
【肩幅】53cm
【袖丈】65cm
【裾幅】50cm
※アームホール27cm

ショート丈でタイトフィットだった旧モデルに対して、新モデルはオーバーサイズとうよりも、アウターとして一般的なサイズ感に見直された印象ですね。

サイズ選びの目安としては、旧モデルでXLを着用していたのなら、新モデルはMサイズかLサイズ。

旧モデルのようにハードシェルのインナーとしても使いたいなら、あえてワンサイズ下を選ぶのもアリ。

分かりやすくまとめると、新モデルは旧モデルに対して身幅で1サイズ分、着丈で2サイズ分くらい大き目のサイズ感になっていますが、サイズ選びの際は街着用のアウターと同じ感覚で決めても大丈夫です。

まとめ

ノースフェイスの人気フリース「バーサロフトジャケット」について、新旧モデルの違いやサイズ感について話題にしてみましたが、これはもう完全に街着用のフリースですね。

正直、毛抜け対策として裏地の追加を期待していたのですが、それをするとポーラテックハイロフトの機能性が十分に発揮されないのかも知れません。

因みに、防寒性に関してですが、フリースだけに強風には滅法弱いです。

無風なら気温5~10℃帯でもアウターとして過不足ありませんが、風があると気温10℃前後でも普通に寒いので、風を通しづらいインナーかアウターと合わせるのが吉。

オマケとして、着用時のちょっとしたアドバイス。

ベルトのバックルや硬めのナイロンベルトなどには、フリースの裏地を傷める危険性があります。

実際、旧モデルの裏地をクライミングパンツのウェービングベルトでガリガリ削ってしまった経験があり、着用するインナーでベルトまわりをすっぽり上から覆ってあげるのがオススメ。

バーサロフトジャケットは裏地のフリースが特に柔らかいため、タックインを好む方は注意しましょう。

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