夏場やスポーツ時など、大量の汗をかく場面で重宝するのが
サラリとした着心地が続く、吸汗速乾性タイプのTシャツやカットソーです。
最近ではスポーツメーカーだけでなく、ユニクロなどのファストファッションでも販売され
お年寄りから子供まで着用している、大変身近な存在になりました。
夏に大活躍する製品だけあって、その殆どが半袖タイプですが
個人的に、この吸汗速乾性とサラリとした着心地を維持したままで
7分袖や5分袖などの半端袖タイプがあれば完璧なのに…と思う事があります。
私が7分袖が大好きのも理由の一つですが
7分袖や5分袖は春から秋までの3シーズンに渡って着まわしでき
それに加えて吸汗速乾性を備えていれば
夏の暑さはもちろん、夜間の冷え込みやエアコンの冷えにも柔軟に対応できるのです。
これだけ各社から発売されていれば、7分袖タイプも余裕で見付かるだろうと
安易に探してみたのですが…驚いたことに殆ど選択肢がありません
これを買っておけば間違いない!!といった人気の定番商品もなく
機能性に関しては半袖タイプに遠く及ばないのが現状です。
私と同じように、7分袖・5分袖に拘っている方がどれだけいるのか不明ですが
今回は、メンズでもレディースでも使えそうな
吸汗速乾タイプの7分袖・5分袖Tシャツを幾つか紹介してみます。
天然素材100%”GOHEMP/ゴーヘンプ”の速乾Tシャツ
カジュアルウェアで『7分袖』『速乾』などのワードで検索すると
高確率で辿り着くのが、このGOHEMPです。
その名の通り、麻を使った天然素材100%という特徴があり
画像の“Basic Football Tee Shirts”はペンプ55%
オーガニックコットン45%の構成になっています。
天然素材の中では通気性が良く、汗にも強いとされる
麻が50%以上も混紡されているので、同じ天然素材でも
コットン100%の製品よりも涼しく、速乾性にも優れています。
ユニセックスタイプですし、シルエットも素材感も個人気に大変好みなのですが
速乾性は化繊主体の機能性Tシャツにどうしても劣ってしまいます
麻素材によるの快適さは、あくまでカジュアルウェアの範疇での話で
軽く汗ばむ程度の以上のアクティビティには不向きなので
スポーツウェアの代用として使うのは避けた方が良いでしょう。
機能性はピカイチ”ノースフェイス”と”エディーバウアー”の速乾Tシャツ
アウトドアブランドにも僅かですが7分袖タイプの製品があり
吸汗速乾性などの機能性はカジュアルウェアを大きく上回ります。
画像右はノースフェイスの“3/4ヘザーラグランティー”で
コットンライクな質感にも関わらず、素材はポリエステル100%と大変速乾性に優れ
カジュアルウェアはもとより、スポーツ用途にも十分に使用できます
フットボールTシャツでラグランスリープとなると
大半がこの手の配色になってしまいますが、年齢を選ぶデザインかも知れませんね。
画像左はカジュアル寄りのアウトドアウェアブランドとして有名な
Eddie Bauer/エディーバウアーの“3/4スリーブリネンブレンド
ダブルフェイスジャージースプリットネックポケットTシャツ”です。
名前が長すぎでは?とツッコミたいところですが
こちらはポリエステル85%にリネン15%の構成で
ポリエステルだけでは難しい、天然素材の風合いが加味されています。
どちらの7分袖Tシャツもカジュアルウェアよりも高い吸汗速乾性を備えていますが
春夏物として、年に一度しかリリースされない
または、一年限りのリリースといった場合もある為、入手性に難があります
画像で紹介した製品も既に入手が難しく
私は辛うじてエディーバウアーの方を一着だけ入手出来ました。
他にもナイキやHURLEY/ハーレーからも7分袖タイプがリリースされていますが
こちらにも同様の傾向がみられます。
シンプルでコスパ最強”TRUSS/トラス“の速乾Tシャツ
個人的にイチオシなのが、無地系ブランドのTRUSS/トラスがリリースしている
“トライブレンド 3/4スリーブTシャツ”です。
製品名にある通り、レーヨン・コットン・ポリエステルの
三種類を混紡した生地が使われていて
標準でコットン38%、ポリエステル38%、レーヨン24%の構成です。
オートミールとヘザーブラッグだけ各素材の混紡率が異なり
コットン62%のオートミールが最も速乾製が低く
ポリエステル63%のヘザーブラックが最も速乾性が高くなります。
シンプルかつカラーバリエーションも豊富でシルエットも綺麗です
無地系ブランドだけにコスパに優れ、思わず色違いで揃えたくなりますね
こちらの製品には無地とラグランタイプがあり、それぞれに
メンズ用とレディース用が準備されています
ややスリムな作りなので、オーバーサイズ気味に着こなしたい場合は
ワンサイズ上がオススメでしょうか。
欲をいえば、ポリエステルの混紡率が標準で50%を越えて欲しかったところですが
カジュアルメインで使用するなら十分な吸汗速乾性を備えていると思います。
まとめ
7分袖・5分袖の速乾Tシャツを幾つか紹介してみましたが
アイテム数が少なく、まだまだ掘り下げが足りない印象ですね
前述の通り、個人的なイチオシはTRUSS/トラス製ですが
拘りのあるジャンルだけに目ぼしい製品を見つけ次第、追記して行きたいと思います。
余談ですが、長袖タイプで速乾吸汗性に優れたTシャツやカットソーを探しているなら
パタゴニアの“キャプリーン”がおすすめです
私も中厚のMW/ミッドウェイトタイプを愛用していますが
汗処理が本当に上手く、ほぼオールシーズン使っています。