レジ袋有料化が本格化し、ちょっとした買い物や予定に無かった買い物で、困ったことになるケースが増えました。
ケチケチせずに三円を余分に支払えば済む話でしょ?と思ってしまうものの、有料化の目的がエコ関連なだけに、あまり気持ちの良い物ではありませんよね。
そうなると当然エコバッグの出番となる訳ですが、いざ購入するとなると男性が普段使いするにはサイズが大き過ぎたり、カラーリングや模様が派手だったり、持ち運びに不便だったりと、意外にしっくりくる製品が見付かりません。
あくまでも私の場合ですが、正直レジ袋はMサイズくらいの大きさで十分ですし、主張の多いデザインも不要です。端的にいえば、必要な時に直ぐに使えて、手ぶらで持ち歩いても邪魔にならず、収納やお手入れに手間が掛からない、そういったシンプルかつアバウトな製品が欲しいのですよ。
一人暮らしの方が毎日の買い物で使って丁度良い大きさのエコバッグを『コンビニサイズ』と呼ぶそうですが、今回は私が購入に至るまでの備忘録として、男性の視点でオススメする折り畳みタイプのエコバッグを話題にしてみたいと思います。
独断と偏見?男性向きエコバッグに求められる要素とは
おすすめのエコバッグを紹介する前に、私の考える男性向きエコバッグに求められる要素について触れておきます。あくまでも私個人の願望ですが、幾つか共感してもらえる部分があるかも知れません。
【1】容量が大き過ぎない、コンビニサイス(Mサイズ)くらいが理想
【2】無地またはシンプルなデザイン
【3】折り畳みタイプなら薄型、パッカブル仕様ならカラビナ・フック付き
【4】使用後の収納やお手入れが簡単で雑に扱ってもOK
私がエコバッグに求める要素はだいたい上記の四項目でしょうか。
家族の有無や生活様式によって使いやすい大きさは違ってきますし、見た目の好みも千差万別ですが、男性は外出時に手ぶらな場合が多いので、ポケットに収納しやすい薄型かベルトループにぶら下げ可能なカラビナ付きが重宝される気がします。
因みに、エコバッグにはクルクルと丸めてコンパクトにできるタイプも多いですが、これはポケットとの相性がイマイチなので、あまり好みではありませんね。
あと、使っていくうちに綺麗に畳むのが面倒になるのが目に見えているので、みすぼらしくならない程度で雑に扱える製品の方が有難いでしょうか。
お好みはどれ?男性向きなエコバッグあれこれ
前項のエコバッグに求める要素を踏まえた上で、ここからは私が購入候補に選んだエコバッグを幾つか紹介してみます。
SEA TO SUMMIT/シートゥサミット
- 【容量】25L
- 【寸法】36×45×10cm
- 【収納寸法】7×5×4.5cm
- 【耐荷重】130kg
- 【素材】ナイロン
- 【価格】¥2200 税込
トップバッターはアウトドアメーカーのSEA TO SUMMIT/シートゥサミットがリリースしている『ウルトラシルショッピングバッグ』です。
25Lと大容量で実際の使用感は中サイズくらいのトートバッグに近い製品ですが、同サイズの他社製品と比べて圧倒的に軽量かつコンパクトなのが魅力です。
サイズ的にコンビニサイズとは呼べない大きさですが、カラビナ付きで46gと軽量なので、ベルトループにぶら下げて持ち歩いても苦になりません。
アウトドア寄りの製品だけに耐荷重が130kgとずば抜けていて、キャンプ等で水汲みもできる優れモノです。普段使いとレジャーの両方に使いたい方にオススメでしょうか。
また、バリーション違いでリュックタイプの『ウルトラシルナノデイパック』と更に軽量な『ウルトラシルナノショッピングバッグ』もリリースされていますが、こちらにはカラビナが備わっていないので注意しましょう。
romo/ロモ
- 【容量】10L
- 【寸法】48×25cm
- 【収納寸法】6×5×5cm
- 【耐荷重】5kg
- 【素材】ナイロン・ポリエステル
- 【価格】¥1408 税込
私の理想に最も近いのがこちら、romo/ロモの『CONVENI BAG INBENTO/コンビニバッグインベント』です。
レジ袋をそのままエコバッグ化したようなシンプルな作りになっていて、収納ケースがエコバッグ本体と一体化されたパッカブル仕様となり、ケースを無くしてしまう心配もありません。
几帳面に折り畳んでもOKですし、くしゃくしゃにして使ってもそれなりに見られる外観なのが嬉しいですね、カラビナ付きで24gと携帯性も十分です。
デイリーユース向きな見た目とサイズ感なだけあって、頻繁に売り切れになってしまうくらい人気のあるエコバッグです。
MOTTERU/モッテル
- 【容量】7L
- 【寸法】25.5×35×14cm
- 【収納寸法】9×7.5×0.8cm
- 【耐荷重】不明
- 【素材】ポリエステル
- 【価格】¥1320 税込
カラビナ付きはカジュアル過ぎて…という方にオススメなのが、MOTTERU/モッテルの『ポケットスクエアバッグ』です。
二つ折り財布のように扱える大変シンプルな製品で、スーツなどのフォーマル寄りなスタイルと相性が良いですね。因みに2019年にグッドデザイン賞を受賞しています。
厚さが約1cmとポケット入れても嵩張りませんが、100円ショップなどで別途にカラビナ付きのケースを購入して、ぶら下げスタイルで使うのもアリでしょうか。
耐荷重が不明な点が少し気になりますが、素材には高強度のリップストップ生地が採用されているそうです。
WEEKEND(ER)/ウィークエンダー
- 【容量】15L
- 【寸法】33×43×17cm(B)/26×53×14cm(L)
- 【収納寸法】4.5×7.5cm
- 【耐荷重】不明
- 【素材】ナイロン
- 【価格】¥1980 税込
コンビニサイズという点に注目するなら、こちらのWEEKEND(ER)/ウィークエンダー『HUNGBAG/ハングバッグ』もオススメです。
文字通りコンビニ弁当向きなサイズ感の『Bento』とコンビニのレジ袋Lサイズと同程度の『Large』の二種類があり、生活スタイルによって使い分けできます。
画像ではBentoとLargeは同程度の横幅に見えますが、実際はBentoの方が10cm程大きくマチにも余裕があります。コンビニ弁当を傾けずに持ち運べるように、上手く調整されている感じですね。
素材はリップストップナイロン製となり、こちらも収納ケースが本体と一体化しているパッカブル仕様です。袋に余計な装飾が無く、ホワイトカラーは普通のレジ袋に見えるのも魅力でしょうか。
polka polka/ポルカポルカ
- 【容量】10L
- 【寸法】33×28×14cm
- 【収納寸法】9×13×3cm
- 【耐荷重】不明
- 【素材】ポリエステル
- 【価格】¥1320 税込
今回紹介するエコバッグの中で最も女性寄りなデザインなのが、polka polka/ポルカポルカの『ジャンティコンパクトエコバッグ』です。
お察しの通り、レディースブランドのエコバッグですが、シンプルかつ癖の無いデザインで男性用としても申し分ない仕上がりですね。
こちらもパッカブル仕様となり、収納方法は前述の『ポケットスクエアバッグ』に近い折り畳み仕様になっていて、少しだけ収納時の厚みが抑えられています。
正直、衣類のポケットに収納するには微妙に厚いかな…といった印象ですが、ポケットインと吊り下げの二通りで使えて服装を選ばないのが利点でしょうか。
まとめ
男性向きなエコバッグについて一通り紹介してみましたが、大容量でコンパクトさを求めるなら『SEA TO SUMMIT/シートゥサミット』、ポケットインで携帯したいなら『MOTTERU/モッテル』、カジュアルメインで普段使いするならパッカブル仕様のエコバッグからお好みで、といった選び方になるでしょうか?
因みに私はMOTTERU/モッテルの『ポケットスクエアバッグ』を購入し、ベルトループに吊り下げたい時は100円ショップで売っている適当なポーチを利用し、普段はハンカチのようにポケットに突っ込んでいます。
最後になりますが、使い捨てのレジ袋と違って繰り返し使用するエコバッグは不衛生になりがちです。
定期的に洗濯するのが一番の方法ですが、洗濯ができない又は洗濯に向かない製品は除菌スプレーで対処しましょう。因みに、アルコール系はポリエステルと相性が悪い場合があるので、マメに洗濯しない方はナイロン製のエコバッグを選んだ方が無難かも知れません。