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飛行機は手荷物でOK!!靴まで入るガーメントバッグのススメ

スーツケース不要イメージ01

私事ですが、知人の結婚式に招かれ

久々に飛行機を利用する機会がありました

遠方からの招待は初めてだったので、何かと準備に手間取りましたが

その中で一番頭を悩ませたのがフォーマルウェアの持ち運びについてです。

スーツケースを使用するには少し大袈裟な距離でしたし

日帰りや一泊二日程度では反って邪魔になってしまいます

あれこれと思案した末に、ようやく辿り着いたのが『ガーメントバッグ』

これさえあれば、シワを付けずにスーツを二つ折りで持ち運べる上

用事を済ませた後はスーツケースよりも遥かに身軽に行動できます。

これで解決!!と喜び勇んでいたのですが、一つだけ見落としがあり

ドレスシューズの持ち運びについて、すっぽりと考えが抜け落ちていました

安価なガーメントバッグは数多くありますが、スーツの持ち運びに特化している為か

マチ付きで靴収納にも対応した製品はそれほど多くないのです。

靴が入るガーメントバッグを選ぶ理由

ドレスシューズイメージ01

 

単純に考えれば

靴なんて、そのまま履いて行けばイイじゃない?と思うでしょう

ですが、使い慣れたビジネスシューズならいざ知らず

ドレスシューズは頻繁に履く機会が少ないが故に

足馴染みが悪く、道中で長時間利用するには不安が残るのです。

旅行先で靴ずれや転倒などトラブルを回避するには

歩きやすく履きなれた靴とフォーマル用などの目的別に靴を使い分けた方が良く

私の求めるガーメントバッグには、必然的に靴を収納できる機能が要求されます。

私がガーメントバッグを選ぶ際に重視した点は以下の通りですが

流通しているガーメントバックの大半は、この条件を満たしています。

 

【1】マチ付きで靴・スーツ・小物が全て収納できる

【2】価格は一万円以下が理想

【3】3辺の合計が115cm以下で飛行機で手荷物扱いに出来る

【4】ポリウレタン不使用で長く使える

 

靴とスーツを無理なく収納できるのが大前提ですが

機内に手荷物扱いで持ち込めるのが理想ですね

前述の通り、ガーメントバッグ大半は

手荷物扱いになるように設計されているので心配は無用ですが

【4】のポリウレタンについては少し注意した方が良いです。

服を買うときは確認すべし!!ポリウレタンの経年劣化について
『ポリウレタン・エラスタン・スパンデックス』などの化学繊維はストレッチ性を伴う着心地の良さから衣類に幅広く使われています。ですが加水分解によって経年劣化し、使用頻度に関わらず約3年ほどでボロボロになってしまう欠点を持っています。

以前に記事にしたことがありますが

素材にポリウレタンが使用されていると、使っても使わなくても

加水分解による経年劣化で4年前後でボロボロになります

使う機会が多い方ならば、あまり気にする必要はありませんが

私のように数年に一度しか使わない予定の方は

いざという時に使えなくなる場合があるので、避けた方が無難です

ポリウレタン製の合成皮革は時限装置付きの消耗品として、割り切って使いましょう。

前置きが長くなりましたが、私が実際に購入したガーメントバッグや

最後まで候補に残ったおすすめの製品を幾つか紹介して行きます。

ビジネス向きならサンワサプライ製ガーメントバッグ

靴収納・マチ付きのガーメントバッグ01

 

【サイズ】W50cm×H35cm×D23cm

【重量】1.6kg

【備考】ゴム足・ダイヤル錠付き

 

このサンワサプライ製はガーメントバッグとしての機能を備えつつも

ビジネス用のマルチバッグとしての側面が強いです。

靴収納機能を謳っていませんが、35Lと大容量なので

書類やノートパソコンを収納するスペースを流用すれば靴も十分に収納できます

マチが23cmもあるので手荷物扱いに出来るのか不安がありますが

サイズはしっかりと3辺合計115cm以内に納まっています

ガーメントバッグには珍しく、標準で鍵が付いていて

スーツや靴の持ち運び用というよりも

スーツも持ち運べる多用途ビジネスバッグといった製品でしょうか。

メイン素材はポリエステルで、見たところジッパーの持ち手と

バッグ本体の持ち手をまとめる部分に合成皮革が使用されていますが

劣化しても自前で交換可能な部分なので、あまり気にする必要は無いでしょう。

因みに、見た目のよく似た『200-BAG065』という製品もあるので

間違えない様に注意しましょう、こちらにはスーツを収納できません。

シンプルで大容量なサムソナイト製ガーメントバッグ

靴収納・マチ付きのガーメントバッグ02

 

【サイズ】W55cm×H44cm×D15cm

【重量】1.06kg

【備考】シューズバッグ付属

 

続いては大容量45Lのサムソナイト製

『アメリカンツーリスター スマートガーメントバッグ』です

軽量で使い勝手が良く、標準でシューズバッグが付属している点や

ポリウレタンが安易に使用されていない点など、非常に私好みです。

長く使える上に、マチも16cmと靴を収納するにも過不足なく

欠点は素材が薄くコシが無いため、バッグが自立しづらい点くらいでしょうか

迷ったらこのガーメントバッグを選んで間違いないと思います。

因みに、私は最後まで悩みましたが他のガーメントバッグよりも

若干割高だったため、残念ながら購入には至りませんでした。

開閉式マチでコスパ良しMcGREGOR(マックレガー)製ガーメントバッグ

靴収納・マチ付きのガーメントバッグ03

 

【サイズ】W51cm×H41cm×D8cm

【重量】1.4kg

【備考】開閉式マチ、小物用バッグ付属

 

私が実際に購入したのが

こちらのMcGREGOR(マックレガー)製ガーメントバッグです

サイズ的にはサムソナイト製を一回り小さくした感じで

標準で8cmのマチがジッパーの開閉で12cmまで拡張でき

必要に応じて、靴を収納するスペースを設けることが出来ます。

内部にマジックテープで着脱できる小型バッグが付属しているのですが

残念ながらサイズ的にシューズバッグとしては使えません

また、サンワ製と同じく本体の持ち手部分にポリウレタンが使用されていますが

こちらも劣化したら自前で交換できそうです。

やや本体が重めな点に目を瞑れば、コスパと機能性のバランスに優れますし

サムソナイト製ほど大柄ではないので、ギリギリ違和感の無いサイズで手持ち出来ます

価格はサムソナイト製のおよそ半分ですし、スーツと靴をまとめて収納したい

という目的が最優先なら、過不足ない選択肢だと思います。

ただし、フォーマルウェアの対応幅がLサイズ程度が上限なので

体格の良い方には不向きなガーメントバッグかも知れません。

因みに、石油臭がキツイ場合もあるそうなので

気になる方はしばらく日陰干しして、外気に晒した方が良いでしょう

私は数日間の日陰干しと、香りが残らないタイプのファブリーズの併用で

気にならないレベルまで消臭出来ました。

意外に悪くない?SOARPOP(ソアーポップ)製ガーメントバッグ

靴収納・マチ付きのガーメントバッグ04

 

【サイズ】W55cm×H30cm×D28cm

【重量】0.9kg

【備考】折り畳み可能

 

最後におまけとして紹介するのが

国籍不明の謎ブランドSOARPOP(ソアーポップ)のガーメントバッグです。

アマゾン主体で販売されているところを見ると

最近、取扱いが急増している中華メーカーの製品かも知れませんが

容量45Lの円筒形ガーメントバッグで

スーツをロール状に収納して、スペースの空いた円筒部分に靴を収納できます。

中華系のレビューはサクラが多いので、高評価は話半分にしていますが

低評価がそれほど多くなく、細部の作りにも工夫が伺えるので

見掛け倒しの粗悪品という訳では無さそうです。

外観はボストンバッグやスポーツバッグの様ですが

底敷きが薄いため、持ち上げると重い物を入れていなくても

バッグが『く』の字状に変形しやすいそうで、見た目を気にするなら

プラ製ダンボールなどを使って、自前で補強しましょう。

まとめ

私はコスパの良いマックレガー製を購入しましたが

拡張用のマチを使用することなく、一泊二日のに必要な小物と

ドレスシューズ、お土産類を全て収納出来ました。

ビジネスマンの方には多機能なサンワ製のガーメントバッグ

予算に余裕があり、収納力を重視するなら

サムソナイトのアメリカンツーリスターが良いでしょう。

ありきたりなガーメントバッグに満足できないのなら

謎ブランドのソアーポップにチャレンジしてみるのも面白そうですが

ポリウレタンの有無が不鮮明なので、長く使うことは考えない方が良さそうです。

余談ですが、飛行機の手荷物基準である3辺合計115cmを超えてしまっても

素材が柔らかく芯材の入っていないガーメントバッグの場合なら

多少オーバーしてもお目こぼしして貰えるそうです。

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