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最強スノーブーツ対決【メレルvsアディダス】冬靴のオススメはどっち?

最強スノーブーツ対決【メレルvsアディダス】冬靴のオススメはどっち?イメージ01

私は雪国住まいなので当たり前のように感じていますが、寒い季節に『冬靴』に履き替える習慣があるのは、日本のどの地域からなんでしょうね?

積雪の伴う雪国なら常識でしょうけど、それ以外の地域は『防寒+ファッション』的な要素が強い気がしています。

さて、そんな雪国住まいの私ですが、五年近く愛用していた冬靴がそろそろ寿命を迎えそうです。

愛用していたのは雪道仕様のスノーブーツやウインターシューズではなく、サロモンのトレッキングシューズでしたが、不思議とスノーブーツとしての適性も高く、つるつるのアイスバーンでも転倒した記憶が無いくらいです。

買い替えの際して、また適当なトレッキングブーツでいいかな…ゴアテックスなら防水だしね…と考えていたのですが、たまたま寄ったショッピングモール内のスポーツ用品店で、男心をくすぐるブツに出会ってしまいます。

そいつの名はメレルのウインターブーツ『Thermo Rogue2 Boa Mid Gore-Tex』で、サーモローグ2と読みます。

無骨でガジェット満載な見た目に惹かれて『試しにフィッテイングだけでも…』なんて思って足を通してみると、これが何とジャストフィット!

しかも、ゴツい見た目の割に軽量でカジュアルウェアとの相性も悪く無いというオマケつき。

幸い、価格が高価だったので誘惑に耐えて何とか帰宅できましたが、もちろん帰宅中も帰宅後もサーモローグ2のことで頭がいっぱいです。

この靴のレビューや評価が気になったので、何の気なしにAmazonをのぞいてみると、スノーシューズとしては概ね高評価、それに加えて店頭でフィッティングした物と同サイズが底値という僥倖。

気が付けば、何の躊躇いもなくこのスノーシューズを購入していました…

さて、今思い返すとこの行為がこれから起こる散財への引き金だった訳ですが、その数日後に私は懲りずにもう一種類スノーブーツを購入しています。

今回はせっかく高性能なスノーブーツが二種類手元にあるということで、メレル『Thermo Rogue2 Boa Mid Gore-Tex』とアディダス『Terrex Free Hiker COLD. RDY』の比較レビューをしてみようと思います。

アディダス『Terrex Free Hiker COLD. RDY Hiking』の詳細・サイズ感

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まずは個別に見ていきますが、初っ端は私が追加で購入したアディダス『Terrex Free Hiker COLD. RDY Hiking』です。

テレックス フリーハイカーシリーズの一角で、冬用のトレッキングブーツという位置付けの製品ですが、外観は冬用のサイクルシューズやゲイター付きのトレイルランニングシューズを彷彿とさせますね。

こちらもサーモローグ2に負けず劣らず高価で、定価では3万円台とほぼ同じ価格帯の製品です。

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サイドシルエットはこんな感じ、防水透湿を謳ったスノーブーツですが、長時間の水没に耐えられるのは恐らく『TERREX』と小さくロゴがプリントされた位置くらいまででしょうか?

一応、全体的に撥水加工は施されていますが、ロゴ位置よりも上の防水性は過信してはいけませんね。

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バックはこんな感じ、ミッドソールは高反発なBOOST仕様、理由はわかりませんがアウトソールの外側には僅かな傾斜が設けてあります。

因みに、定価で3万強のシューズの割に全体的に作りが雑(ざつ)&軟(やわ)な印象で、チャイナ製の悲哀を感じます。

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アウトソールはタイヤメーカーとして知られるコンチネンタル製のラバーソールで、特にアイスバーンに対応する機能は備えていません。

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このフリーハイカー COLD. RDY最大の特徴となるのが、GORE-TEX Durathermを採用したadidasプライムニットアッパーです。

見た目の通り、着脱が面倒になるのは間違いありませんが、靴下のように足にピッタリとフィットしてくれて、撥水性や保温性も備えています。

試しに素足で履いてみても全く違和感が無く、冬靴なのに素足で履きたくなるほど足当たりがソフトでした。

さて、気になるサイズ感ですが、足幅はやや細めで紐なし靴だけに足首まわりのフィット感もキツめの履き心地ですね、記載はありませんがワイズはD程度かそれ以下でしょうか。

今回はサイズ28cmを購入しましたが、足長実寸27.0~27.5cmの私でジャストかつ横幅が少し窮屈、足先には余裕のあるサイズ感、重量は片足で約500gです。

これは調節機能のない紐なし靴の宿命かも知れませんが、足首まわりのフィット感が結構強めなので、足首が太い方や甲高の方は1cmサイズを上げた方が良いかも知れません。

また、『上まで閉めたフロントジップの内側部分が脛にあたる』といったレビューも見られ、気なっていましたが、私の場合は指が一本入るくらいの余裕がありました。

一応、ブーツシャフトの円周は24cmと説明されていますが、登山等でカーフ下部の筋肉が発達している方は要注意かも知れませんね。

メレル『Thermo Rogue2 Boa Mid Gore-Tex』の詳細・サイズ感

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お次はこちら、一目で私を虜にしたメレル『Thermo Rogue2 Boa Mid Gore-Tex』です。

サーモローグ2も前述のフリーハイカーと同様に紐なし靴ですが、調節可能なBOAフィットシステムを備え、内部には保温性の高いプリマロフトゴールドの中綿、足先にもプリマロフトエアロジェルと、機能面は他製品を圧倒しています。

メレルの誇るウインターブーツのフラグシップモデルということで、アッパーは防水バリステック素材で内部はネオプレン素材のブーティー構造と、こちらも高性能ウインターブーツらしい構成です。

フリーハイカーとは同価格帯の製品ですが、サーモローグ2の方が3000円ほど割高なのは、この全部入り的な機能面の拘りに理由がありそうですね。

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サイドシルエットは何となくバイク用のライディングシューズ風、冒頭でも触れたようにこのゴツい見た目と山盛りな機能性にも関わらず、重量は片足540gとなかなか軽量な仕上がり。

見た目からではわかりづらいですが、アウトソールのつま先部分には母指球から足先に掛けて上向きの傾斜が設けてあり、歩くと自然に脚が前に出るようにな作りになっています。

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バックの外観はこんな感じ、全体的に作りがしっかりしていてフリーハイカーで感じた華奢な印象は殆どありません。

また、サーモローグ2にはBOAフィットシステム以外にも足首部分にベルトが備わっていますが、余った部分をプルストラップの中に通して歩行中にぷらぷら遊ばぜないようにする、なんて使い方もできました。

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雪国民として大注目なのがこのアウトソール部分で、赤い斑模様の部分のラグは手触りがザラザラしています。

ご覧の通りビブラムソールですが、『Vibramアークティックグリップ オールテレイン』というメレル限定品だそうで、5mm深のラグが濡れた氷の上や雪上で驚異的なグリップ力を発揮してくれるとのこと。

数少ないサーモローグのレビューによると、氷上では本当に滑りづらくなるそうで、転倒のリスクが大幅に低減されるのは何よりの魅力ですね。

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メカメカしくて、個人的にお気に入りなのがBOAフィットシステムです。

BOAのつまみをパチッと引っ張ると紐が緩み、カチッとプッシュして反時計まわりにカリカリと巻き取ると紐が締って行きます。

慣れると普通の靴紐には戻れなくなるくらい使い勝手が良く、仮に破損してもBOA保証制度があるので、BOA公式HPに連絡すれば無料で交換部品を送って貰えます。

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実際に使うことは無いと思いますが、つま先部分には足首まわりを覆うスパッツやゲイターをフックできるDカンも備わっています。

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正確な用途は不明ですが、足首まわりにもベルトがありサイドリリース式のワンタッチバックルが使われています。

足首まわりのフィット感を調節するだけでなく、ブーツインした際にパンツの裾をまとめる用途にも使えそうですね。

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死角なしのパーフェクトスペックに思えるサーモローグ2ですが、一つだけ気になる点もあります。

足入れした後はネオプレーン素材のブーティー部分を白矢印(小)⇒白矢印(大)の順番で折り重ねるように足首に巻き付けますが、フリーハイカーとは逆に着脱の容易さを重視したせいか、赤丸の部分にどうしてもデッドスポットが生じます。

最終的にBOAフィットシステムで締め付けことになるので、冷気や雪の侵入は防げますが、この位置まで水没するとシューズ内に浸水する可能性が高いですね。

高さ的には踝よりも上で、フリーハイカーの防水ラインと大差はありませんが、アッパーで覆われていない部分だけに、こちらの方がダイレクトに影響が出そうです。

最後にサーモローグ2のサイズ感ですが、今どき珍しいくらい表示サイズ通りに仕上がっていました。

今回購入したのはフリーハイカーよりもワンサイズ小さい27.5cmですが、足長実寸が27.0~27.5cmの私で適度に余裕のあるジャストフィットです。

恐らくサーモローグ2のワイズが2Eなせいもありますが、ワイズDの私ではサイズアップする必要は一切ありませんでした。

『サーモローグ2』と『フリーハイカーCOLD. RDY』どちらがオススメ?

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さてさて、両者の仕様を大雑把に確認してみましたが、スノーブーツとはいえ靴は歩いてナンボです。

実際に歩き比べてみると、両者の方向性はかなり異なっていて、フリーハイカーはトレッキングブーツというよりもスニーカーの延長線上にあるような使用感、サーモローグ2はトレッキングブーツを通り越して登山靴のような使用感というのが正直な感想でしょうか。

フリーハイカーはフィット感が高くクッション性にも優れるので軽快に走ることもできますが、サーモローグは靴底が厚く固いので、どうしてもドカドカとした歩行感になります。

【フリーハイカー】防水性〇 防滑性△ 保温性〇 耐久性△ 使用感〇 普段使い〇

【サーモローグ 2】防水性△ 防滑性◎ 保温性◎ 耐久性〇 使用感△ 普段使い△

私の目線で機能性やその他諸々を評価すると上記のようになりますが、フリーハイカーはオールラウンドに使えるけどアイスバーンや極低温などの本格的な冬には力不足。

サーモローグ2は飛びぬけた機能性を備えるものの、普段使いするには少し癖のある特化型、そういった評価になるでしょうか。

私はサーモローグ2に一目惚れして購入したので、どうしても贔屓目になってしまいますが、雪と寒さに備えるなら文句なしにサーモローグ2がオススメ。

雨雪などのグズグズしたコンディションが多く、アウトドアだけでなく普段使いもしたいならフリーハイカーがオススメ。

そういった選び方になると思います。

まとめ

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こうして並べてみると、どちらのスノーブーツにも個性的な魅力があり、甲乙つけ難いですね。

今回は触れませんでしたが、実はフリーハイカー COLD. RDYにはBOAタイプがあったり、サーモローグ2にもサーモ オーバールック2という紐靴タイプがあったりと、なかなかバリエーションは豊富です。

機会があれば、サロモンの『S/LAB XA ALPINE 2』や『Snowspike CSWP』、マムートの『Ducan BOA High GTX』なんかも試してみたかったのですが、スノーブーツはどれも高価なので、これらのレビューはしばらく先の話になりそうです…

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