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やっぱり滑る?ヌプシブーティーのサイズや使用感について

ノースフェイス『ヌプシブーティー』の感想イメージ01

雪国住まいの私ですが、数年前から気になっていたノースフェイスのスノーブーツ『ヌプシブーティー』をようやく購入しました。

購入に至った動機は結構切実で、最近のジーンズのレングス(股下丈)が総じて短くなっていることが原因です。

意外に思うかも知れませんが、テーパードやスキニーのジーンズをやや短めのアンクル丈で着こなすスタイルが当たり前になってしまった影響から、大抵のジーンズで以前よりも5cm近くレングスが短くなり、今となってはユニクロ製のジーンズですら股下が長い部類に入ります。

日頃、トールサイズ仕様のジーンズを愛用している私にとって、この5cmの差が大変厄介で、今までギリギリ不都合を感じなかった『イスに座る、屈む、膝を高く上げる』などのちょっとした動作でも、簡単に靴下が露出するようになり、足元が濡れたり冷えたりする事が確実に増えたのです。

う~ん、冬場くらいは何とかしないとマズいなぁと思った私は、結果としてジーンズをブーツインして誤魔化す方法を選び、白羽の矢が立ったのが以前から気になっていたヌプシブーティーだった訳です。

ヌプシブーティーの種類とサイズ感

ノースフェイス『ヌプシブーティー』の感想イメージ02

ヌプシブーティーにはカジュアルな素材感の“ウール”、軽量な“ライト”、耐水性が高い“ウォータープルーフ”の大きく分けて3種類が存在し、更にキッズ用やレディース用、男性でも履けるユニセックス用にわかれます。

シャフトレングスと呼ばれる筒丈の長さにも幾つかのバリエーションがあり、標準丈よりも短いショートや最も長いトール、その他にもライトには最も短いミニが存在します。

実用性重視ならウォータープルーフの標準丈で過不足ないと思いますが、積雪量の多い地域に住んでいるならトール丈が心強いです。

ファッション性重視ならライトかウールのショート丈がおすすめで、ウールは特に女性に好まれています。

さて、肝心のサイズ感ですがヌプシブーティーは通常よりもやや小さめという評判です。

足の実寸が27.5cmの私が靴下を履いて、サイズ28cmをフィッテイングしてみると、少しだけ爪先が靴の先端に触れる感覚があり、確かにサイズ感は小さめな様です。

強い圧迫感はありませんしジャストサイズといえばそうなのですが、あとワンサイズだけ大きくした方が厚手の靴下にも無理なく対応できそうです。

フィッティングの結果、私の足にはサイズ28.5cmがベストな事がわかりましたが、残念なことに28cm以上は1cm刻みでしかサイズが無く、肝心のサイズ29cmも在庫が見当たりませんでした。

注意点しなければならない点として、ヌプシブーティーは紐なしブーツなので後からフィット感を調整する術がありません。

足を通すとわかりますがヌプシブーティーは足首まわりが若干窮屈に作られていて、その部分でフィットさせる仕組みになっています。

私は結局サイズ29cmを選び、在庫のあった通販を利用して購入しましたが、この点を甘く見ていたせいで大き目を購入したことを後悔する羽目になりました。

サイズが大きくなると、フィット感を司る足首まわりも同様に大きくなってしまうのです。

サイズ選びに失敗しないためには、足首がしっかりと固定されるジャストサイズか普段のサイズより0.5mmだけ大きいサイズを選ぶ事が大切で、1cm以上のオーバーサイズは避けた方が無難です。

ヌプシブーティーの使用感は?

雪道の足跡イメージ

サイズが大き目で履き心地がイマイチだったのは誤算でしたが、厚手の靴下を二枚重ねにする事で、なんとか実用に耐えられるようになりました。

サイズ調整用のインナーソールや爪先・踵用のスペーサーも販売されているので、使ってみる価値はありそうです。

さて、履き心地を確かめるために3kmほど雪道を散歩してみました、私が購入したのは二世代前の型落ちウォータープルーフIVで、筒丈はショートです。

気温は0度以下でしたが、中綿入りなのであたたかく、氷点下で強風に晒されても寒さを感じません。

このモデルのアウトソールには低温でも柔軟性を失わない材質が使われ、足裏に無数にあるスパイクは逆に低温で硬質化する優れものです。

足を踏みしめると確かに雪道での喰いつきが良く、足裏全体でグリップしている感覚があり非常に安定感があります。

流石にツルツルのアイスバーンや濡れた氷の上では滑りやすくなるので油断できませんが、それでも大抵のスノーブーツよりもグリップ力は上です。

また、ヌプシブーティーの上部には雪などがブーツ内に入らない様に入口を調整つ出来るドローコードが設けれています。

雪深い地域に住む方には本当に有難い機能なのですが、サイズが大きいせいなのか、足が細いせいなのか、ドローコードを限界まで引き絞っても、足まわりにフィットしてくれず、イメージ通りの機能を果たしてくれませんでした。

雪対策が必要な場合はショート丈ではなく、素直に標準丈を選んだ方が良いかも知れません。

私が実際にフィッティングしたヌプシブーティーは、ドローコードを引き絞るとしっかりとフィットしてくれたのですが、私が購入した型落ちモデルは機能がイマイチの様です。

ノースフェイス『ヌプシブーティー』の感想イメージ03

因みに、ヌプシブーティーは毎年の様にバージョンアップしていて、ウォータープルーフのユニセックスタイプでは六世代目の“ウォータープルーフVI”がリリースされています。※レディースのみ七世代目の”ウォータープルーフVII”あり

このモデルからアウトソールが画像左のビブラム”アイストレック”に変更されていますが、何故かレディースモデルだけは画像中央の従来と同じアウトソールやノースフェイス独自のアウトソールが使われています。

画像右はライトタイプのアウトソールですが、こちらも新型ソールが未採用で、同じヌプシブーティーでも世代やモデルによってアウトソールの形状に違いが見られます。

ビブラムソールだけに新型の性能がイマイチなんてことは無いでしょうが、個人的に四世代目の”IV”や五世代目の”V”に採用されている旧型アウトソールのサンドペーパーみたいなグリップ感が好みだったので、少し残念です。

余談ですが、ヌプシブーティーは種類によって5世代目の『V』六世代目の『VI』七世代目の『VII』がごちゃ混ぜになってラインナップされていて、初めての方には少しわかりづらい商品展開になっています、数字の大きい物が必ずしも最新モデルという訳では無いので、新しいバージョンが欲しい方は『2020秋冬モデル』などの発売年を目安にして購入しましょう。

まとめ

私はサイズ選びを誤ってしまいましたが、フィッティングが確かなら大変使い勝手の良いスノーブーツだと思います。

ボリューム感のある見た目に反して細身のパンツとの相性が良く、ブーツインスタイルにしても長靴とは違った小洒落た印象になります。

見た目よりも軽量なので疲れづらいですが、しっかりとフィットして足に追随してくれる感覚に乏しいため、長距離歩行には間違いなく向いていません。

散歩や買い物に使うなら6kmくらいが上限ではないかと思います。

ヌプシブーティーはどちらかと言えばカジュアルなファッション用で、これ以上の距離を歩く必要がある場合やフィット感を重視したい場合は他社製のスノーブーツをおすすめします。

紐ありでサイズ調整が出来る製品が欲しいなら“SOREL/ソレル”の”カリブー”か”シャイアンII”

加えて軽量さと足首まわりの自由度が欲しいなら“KEEN/キーン”の”Winterport II/ウインターポート2″も良いでしょう。

個人的な評価では、雪道やアイスバーンでの滑りづらさは、ウインターポート2 > ヌプシブーティー > ソレルと言った印象ですが、アイスバーンでは常に転倒の危険が伴うので、積雪のある地域でヘビーに使い倒したい場合は別途に後付け出来る靴用スパイクを準備したほうが安心です。

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