照りつける太陽に不快なほど高い湿度
薄着をせずに、日本の夏を乗り切るのは中々難しい物があり
夏のトップスは、当然Tシャツオンリーです!!と言う方も多いのでは無いでしょうか。
かく言う私もその一人ですが
先日、暑さに耐えかねてトップスTシャツ一枚で
最寄りのショッピングセンターを徘徊していた際に
特に念入りに冷房が効いた、冷蔵・冷凍食品や生鮮食品売り場で
お腹まわりに違和感を覚え、体調を崩してしまった事がありました。
あれだけ暑かった筈なのに、流石にTシャツ一枚では無理があったようで
たった小一時間でも、エアコンがガンガンに効いた屋内を歩き回ると
知らず知らずのうちにトップスの裾から冷気が入り込み、体が冷えてしまう様です。
次は油断せずに…と思い、重ね着を考えるのですが
屋外は相変わらず気温30度を超え、汗の滴る暑さです
イマイチ気乗りしないまま、あれこれ思案していると
お腹だけ冷えなければ良いのでは?と言う単純な結論に至ります。
今風に呼ぶなら、ボディーウォーマーまたはウエストウォーマーになると思いますが
今回は、吸汗速乾性を備え夏でも快適に使える
薄手の腹巻(ハラマキ)を幾つか紹介してみます。
私が夏用腹巻(ハラマキ)に求める要素とは?
![冷房による冷え対策”夏用ハラマキ”イメージ02](https://bebenavi.yorozuba.com/wp-content/uploads/2018/07/bebe_085.jpg)
冒頭で触れた様に、炎天下の屋外、冷房の効いた屋内
その両方にバランスよく対応するために私が選んだ方法は
重ね着ではなく、腹巻を使う方法でした。
通常、腹巻は夏を除く春・秋・冬の3シーズン使用することを目的としているため
普通に探すと、夏に使用するには温か過ぎる製品が殆どですが
今回、夏用の腹巻を探すにあたって私が決めた条件は以下の通りです。
【1】吸汗速乾性があり汗に強い
【2】薄手でフィット感があり、外に響かない
【3】洗濯を繰り返しても延びづらい
【4】メンズ用は丈が長すぎない
真夏に使用するので、当たり前と言えば当たり前の条件ですが
手持ちの冬用腹巻はダルダルに延びてしまっているので
多少キツめでも【2】と【3】の要素は個人的に重視したい部分です。
また、レディース用やユニセックス用の腹巻は丈が長く作られているので
メンズ用を選ぶ場合は【4】にも注意が必要でしょうか
丈が長すぎると、二つ折りや二重にして使わなければならず
夏向きの適度な薄さが損なわれてしまう事も考えられるからです。
さて、前置きが長くなりましたが
これらの条件を満たしてくれそうな夏用腹巻を、簡単に紹介していきます。
男女共に充実した”グンゼ”の腹巻
腹巻は下着などのインナーに分類される衣類だそうで
そうなると期待したくなるのが大手下着メーカーの一翼
“GUNZE/グンゼ”製の腹巻です。
![冷房による冷え対策”夏用ハラマキ”イメージ03](https://bebenavi.yorozuba.com/wp-content/uploads/2018/07/bebe_086.jpg)
メンズ用はオールシーズン使用できる年間素材の薄手腹巻が2種類あります
画像左の“MK1000”は天然繊維を主体とした、肌触りを重視たタイプで
縫い目のないカットオフ仕様になっているので
タイトなアウターを重ね着しても、外に響きづらい作りです。
画像右の“MK1001”は化学繊維を主体とした、機能性を重視たタイプで
フィット感や耐久性、速乾性に優れています。
どちらも薄手の生地が使われていますが、夏向きなのは化繊主体のMK1001の方で
2サイズ展開のMK1000に対して、伸縮性に勝るMK1001はフリーサイズとなっています
どちらも身丈は約30cmで、メンズ用としてちょうど良いサイズ感の腹巻です。
![冷房による冷え対策”夏用ハラマキ”イメージ04](https://bebenavi.yorozuba.com/wp-content/uploads/2018/07/bebe_087.jpg)
レディース用はグンゼの女性向けブランド“CFA/シーファー”からリリースされています
こちらも、天然繊維主体の“CB3500”と化学繊維主体の“CB3400”の2種類があり
どちらも重ね着に向いた薄手生地で、裾部分が
アウターに響きにくいシームレス仕様になっています。
どちらもM~Lサイズに対応したワンサイズ展開となり
身丈はメンズ用よりも長い仕様で上腹部から下腹部まで広くカバーできます。
下着は必ずコットン製と言う方も多いとは思いますが
敏感肌なら天然繊維主体、汗っかきなら化学繊維主体といった選び方になるでしょうか。
ワコールグループ”ウンナナクール”の腹巻
![冷房による冷え対策”夏用ハラマキ”イメージ05](https://bebenavi.yorozuba.com/wp-content/uploads/2018/07/bebe_088.jpg)
続いては、同じく大手下着メーカーワコールグループに属する
“ウンナナクール/une nana cool”製の腹巻です。
残念ながら、メンズ用はありませんが
こちらもグンゼと同じく、天然繊維主体の“JF4389”と
化学繊維主体の“JF4388”の2種類がリリースされています。
両者とも薄手ですし、大変丁寧に作られている腹巻ですが
普通過ぎて、これと言った特徴が無いというのが正直な印象でしょうか。
サイズはウエスト58-70cmに対応したフリーサイズで、身丈は40cmと長めの作りです
化繊主体のJF4388 はポリエステル65%、コットン35%と
CFAよりもポリエステルの混紡率が高いので、耐久性と速乾性に期待できます
地肌に直接着用したり、頻繁に洗濯する方はこちらを選びましょう。
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ニット帽でお馴染み”EDGE CITY/エッジ シティ”の腹巻
![冷房による冷え対策”夏用ハラマキ”イメージ07](https://bebenavi.yorozuba.com/wp-content/uploads/2018/07/bebe_091.jpg)
どちらかと言えば、ニット帽で有名なブランドですが
“EDGE CITY/エッジ シティ”製の腹巻はかなりオススメです
男性でも女性でも使えるユニセックス仕様の腹巻で
同社のニット帽にも使われた、化学繊維主体のハイテク素材が使用されています。
画像の腹巻はTシャツと同程度の厚さながら、適度な保温性と保湿性を維持してくれる
東レのデュアルワームが使用されています
真夏に使用するには少し過剰な機能に思えますが
生地が薄いため、冷房下では中々バランスが良く使える様です。
この“No, 000345″はカラーバリエーションが20種類と豊富で
仮にTシャツからチラ見えしたとしても、違和感がありません
逆にレイヤードスタイルとして活用できるくらいです
また、フリーサイズではなく3サイズ展開なので
ジャストフィットはもちろん、キツめのサイズを選ぶことも出来ます。
身丈はS・M・Lどのサイズでも28cmとなり、どちらかと言えば
男性の方が使い勝手の良いサイズ感でしょうか。
![冷房による冷え対策”夏用ハラマキ”イメージ06](https://bebenavi.yorozuba.com/wp-content/uploads/2018/07/bebe_089.jpg)
同じくエッジシティの腹巻“No, 000346“です
こちらは温度調節素材の“outlast/アウトラスト”が使用され
炎天下では涼しく、寒い時には暖かく作用してくれる優れモノです。
生地の厚さはNo, 000345と同程度ですが
暑い場所と涼しい場所を頻繁に行き来する様な用途に向いていて
まさしく、私が冒頭で置かれた状況におあつらえ向きな腹巻です。
こちらも、3サイズ展開でカラーバリエーションは12種類と中々ですが
身丈がS・M・Lどのサイズでも38cmと長めの作りです
レディース用なら標準的な長さですが
男性が使うには少し持て余す長さで、二つ折りで使うと
せっかくの薄さが活かされないのが、唯一残念な点でしょうか。
アイディア抜群”AXESQUIN/アクシーズクイン”の腹巻
![冷房による冷え対策”夏用ハラマキ”イメージ09](https://bebenavi.yorozuba.com/wp-content/uploads/2018/07/bebe_092.jpg)
最後に紹介するのがアウトドアブランド“AXESQUIN/アクシーズクイン”製の腹巻
その名もズバリ“ナツノハラマキ”です。
ポリエステルとウールを主体とした、速乾性・保温性・透湿性に優れる
アウトドア用のハイテク腹巻ですが
サイドジップ仕様になっているため、TPOに合わせて簡単に着脱が可能な
ちょっとしたアイディア商品です。
XS~XLまでの5サイズ展開で、身丈は30~35cmとサイズ別に調整してあるなど
普段使いの腹巻とは、価格も含めて隔絶した拘りぶりが見て取れます
そのネーミング通り、ナツノハラマキは汗をガンガン掻いても平気な作りで
スポーツ用腹巻とも呼べる仕様ですが
価格が今まで紹介した腹巻の4倍以上する点と
取扱っているお店が殆ど無く、入手性が悪い点がネックになるでしょうか。
普段使いでは、長所だったジップ部分が着心地に影響するため
鞄などに忍ばせ、必要な時にだけ着用するといった使い方に向いています。
まとめ
腹巻を下着やインナーの一種として活用するなら
下着メーカー製の速乾タイプで間違いないと思いますが
ハイテク素材とサイズ展開、カラーバリエーション優れる
EDGE CITY/エッジ シティ製もかなり魅力的ですね。
個人的にアウトラスト素材の機能性に惹かれましたが
身丈の長さを考慮すると、グンゼの速乾タイプ”MK1001″か
エッジシティの“No, 000345″のどちらかから
夏用腹巻を選ぶことになるでしょうか。